ニューヨークには三大美術館のひとつ、メトロポリタン美術館や現代美術館MoMA、グッケンハイム美術館など色々な美術館が存在しますが、今日はゴッホやピカソのような芸術作品ではなく、動植物、鉱物など自然科学・博物学に関わる多数の標本・資料が展示されている自然史博物館をご紹介します。
自然史博物館は、2006年に「ナイトミュージアム」という映画が世界で公開されたことで世界的に話題になった博物館です。この博物館では、映画で見た恐竜の骨や動物たちの生活風景を間近で見ることが出来ます。
では、実際に自然史博物館の簡単な紹介と広い展示スペースを短時間で回りたい人のために、オススメの5つの展示スペースを紹介します。
セントラルパーク西側にある自然史博物館
自然史博物館はセントラルパークの西側にあり、駅と隣接している正面の入り口と地下には地下鉄と繋がっている入り口があります。その他にも何箇所か入り口がありますが、せっかくの初のニューヨーク旅行、正面入り口から入ってみましょう。
ニューヨークで一番大きな駅「グランドセントラル」から行く場合は、タイムズスクエア行きの7に乗り、赤の1のアップタウン行きに乗り換えて、79stの駅で下車します。そうするとすぐに正面入り口があります。
正面入り口には、映画「ナイトミュージアム」に登場した像が展示されており、馬に乗ったセオドア・ルーズベルト大統領の像が実際に動き出したした場面を鮮明に思い出すことができるでしょう。そのルーズベルト大統領は、ニューヨーク出身の自然学者だったこともあり、自然史博物館の設立にもかなりの力を入れたと言われています。
自然史博物館の正面玄関を入るとチケット販売窓口などがあるロビーに入ります。簡単な荷物チェックがありますので、バックの中身の提示を求められたら素直に従いましょう。小さいバックなどの場合は、チェックされないこともあります。
もし弊社が提供している「
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このエントランスでチェックして欲しいのが肉食恐竜のアロサウルスが、バロサウルスの子供を襲おうとしている恐竜です。この迫力は日本では見ることが出来ない博物館です。
自然史博物館内での写真撮影や持ち込み禁止物について
自然史博物館内での写真撮影は注記がある場合を除き、個人的な使用のための写真撮影は許可されています。ただし、以下3点は禁止されているのでご注意ください。
自撮り棒、三脚、ライト使用 写真の複製、それを売買すること 劇場やスペースシアター内でのフラッシュ撮影
また、自然史博物館内に持ち込めないものもありますので、ご注意ください。
銃器、ナイフ、武器、有毒ガスまたは物質 自転車、ローラースケート、スケートボード 介助動物以外のペット 飲食品(水のペットボトル以外) 大きなスーツケース、リュックサック、大小のキャリーバッグ
最後に自然史博物館内での禁止事項は以下3つ。
子どもの肩車 手すりや展示品の上に乗る、座る、館内を走る、騒ぐ、音楽をかけるなどの迷惑行為 指定されたところ以外でのペットボトル以外の飲食
全て自然史博物館内で展示されている展示物を保護するための注意事項になりますので、自然史博物館に遊びに行かれる旅行者の方はご注意ください。
自然史博物館オススメの3つの展示エリア
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自然史博物館は様々な展示物が展示されていますが、その中でも以下の3つは人気がある展示会場です。
1:恐竜展示会場 2:アフリカ展示会場 3:海洋生物展示会場
一番簡単に自然史博物館内を移動するには、初めに最上階の4階にエスカレーターで移動し、恐竜が展示されている展示会場に行きましょう。次に2階にあるアフリカ展示会場に行き、ラストは海洋生物展示会場に行くルートです。
自然史博物館にはアメリカで一番重い隕石やアジアの昔の歴史を見ることができる展示スペースなどありますが、全ての展示会場を回ろうと思うと時間がどれだけあっても足りません。
なので、自然史博物館の人気のオススメスポットだけを絞った紹介をさせていただきます!
恐竜展示会場で恐竜の時代の歴史を感じる
2億2800万年から6500万年前まで続いた恐竜の時代の恐竜たちの骨が展示されている会場です。
映恐竜展示会場に展示されているティラノサウルスを見て、映画「ナイトミュージアム」で暴れまわるティラノサウルスを思い出した人もいるのではないでしょうか?
そして、実はあまり知られていませんが、自然史博物館はティラノサウルスの全身骨格が見られる珍しい博物館でもあります!
また、陸の恐竜以外にも海の生き物やマンモスなどの展示物も展示されていますので、小さな男の子のお子様は喜ぶと思います。
巨大象が展示されているアフリカ展示会場
2階のアフリカ展示会場では、中心に6頭のアフリカ象が中心に展示されている会場です。像が展示されている台に椅子がついているので、小休憩を取ることもできます。疲れた方はそちらで少し休憩されてもいいでしょう。
また、このアフリカ展示会だけに限りませんが、自然史博物館内の展示物の中にはリアルな動物の生活を再現した展示物が多く、子供には少し衝撃的なシーン(捕食など)もありますが、日本では中々見ることができない迫力ある展示物を見ることができるのも自然史博物館が人気な理由です。
あのクジラを見に海洋生物展示会場に行こう
最後に1階にある子供なら誰もがテンションが上がる海洋生物展示会場の紹介をします。海洋生物展示会場ではその名の通り、海の生き物が紹介されているのですが、
海洋生物展示会場では地球上に存在したあらゆる生き物の中で最大種と言われているシロナガスクジラが展示されています。
この海洋生物展示会場もアフリカ展示会場と同じで、海洋生物の様々なリアルな生活風景が再現された展示がされています。
また、これは海洋生物展示会場だけではないですが、人気のある展示会場では、その展示会場のテーマに合った小さな体験ブースを設置していますので、お子様と一緒に行かれる方は是非体験ブースに参加して見てください。お子様のいい思い出にもなると思います。
グランドセントラルから「アメリカ自然史博物館」までの行き方
ニューヨークを初めて旅行する方が、「アメリカ自然史博物館」に行く一番いい方法は、マンハッタンで一番大きな駅「グランドセントラル」から数ブロック先にある「ブライアントパーク」の地下鉄Bラインのアップタウン行きに乗って「81 Street-Museum of Natural History 」で下車するアクセス方法です。駅と自然史博物館は繋がっていますので、地下鉄を降りた後にそのまま入場できます。
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